皆さん、こんにちは。平山友美です。
2024年春に「フードビジネス実践講座」を開講しました。第一期は、計4人が塾生として参加。
なかなか利益が出ない「料理の先生」を卒業したい…。もっと大きくビジネスを展開したい…。地元の食品企業や自治体と一緒に地域を盛り上げていく仕事をしたい…。それぞれのお悩みに応えるべく実施した計4カ月が終了しました。
中でも好評だったのが、消費者層対象の教室ビジネスではめったに経験できない、実際のフードビジネスの現場を経験できる2日間の実践合宿です。
第二期生募集スタートの前に、実践合宿1日目で行った大充実の講座内容を、塾生自ら書いたレポートとともにお伝えしていきます。
- フードプロデューサーという仕事について知りたい
- 食を通じて広くビジネスを展開していきたい
- フードビジネス(フードプロデューサー育成講座)実践講座に参加してみたい
という方にぴったりな内容です。
ぜひご覧ください。
飲食店コンサルタントの仕事を知る
朝の集合は広島駅。まずは、駅近くに立つビルの飲食店コンサルを担当している方にお話を伺いました。
コンサルタントって、どんなイメージですか? …と、これについては、本講座の中でお話しますが、コロナ禍の影響があってか?毎年、かなりの数のコンサルタントが廃業しています。創業支援とか起業塾の類がオンラインでも盛んになって、簡単に「コンサルをする」人がいますが、事業者さんのコンサルティングをやっていくのは、そんなに甘い世界ではありません。
実際に「コンサル」をやっている方に、その仕事内容、飲食店経営者の経営課題へ向き合う方法、店舗再生方法などを聞きました。事業者さん向けに作成された資料など、普段は見せてもらえないようなものを見せてもらうことができました。コンサルは、ただ悩みを聞いていればいい、みたいな考え方では、やっていけないことを知る良い機会になったと思います。
人気の理由は〇〇!庄原市高野町「道の駅たかの」へ
広島市内を抜けて向かったのは県北の庄原市です。第一の目的地は、県内屈指の売上を誇る「道の駅たかの」。ここから本格的な取材に入っていきます。実際の現場を訪れる取材もフードプロデューサーの大事な仕事です。
もちろんただ道の駅を楽しむだけではありません。ここで販売されている生鮮食品のおいしさの秘密、野菜の鮮度を保つ方法、「道の駅たかの」の最大の特徴である雪室などについて、スタッフさんから直接お話を伺いました。
「道の駅たかの」での取材の様子は、山口県から参加してくれた、管理栄養士の資格を持つ藤田恵美子さんが執筆を担当しました。
ねぎ生産者を訪ねて課題解決支援
お次は、私が支援に入っている事業者さんを訪ね、新しいブランド立ち上げの現場に全員で立ち会いました。伺ったのは、庄原市で農家兼ジビエハンターとして活躍する増田屋の宮本雅幸さんです。
宮本さんが育てるねぎは、「西城土耕ねぎ」として再出発。ただねぎを販売するだけでなく、ねぎを使った商品もリニューアルという段階でした。おいしいねぎを、よりおいしくするには?広く知ってもらうためには?生産者さんの課題解決に、真摯に向き合った時間を過ごしました。
「西城土耕ねぎ」の記事は、フードプランナーの大坪律子さんが担当しています。畑の様子から、生産者さんの思い、新しくなった商品まで広く網羅した記事です。
捕獲現場をこの目で見る!庄原のジビエ取材
最後は、庄原市の特産品でもあるジビエの現場へ。イノシシやシカなどは、畑を荒らす害獣として全国で問題となっています。庄原市も例外ではなく、田畑が荒らされる被害が頻発。それらに立ち向かうハンターたち、そして捕獲したジビエを丁寧に最後まで処理しおいしい食材へと変化させるシェフを訪ねました。
庄原市で行われてるジビエの取り組みについては、食にまつわるお話を得意とする食の講師、大西真由美さんが担当しています。
敏腕料理人のジビエコース料理で会食タイム
今回の実践合宿はここまで…ではありますが、最後に皆で会食の機会を設けました。訪れたのは、庄原食材の魅力を伝える気鋭の料理人、三河功治さんが営む「一柿」です。こちらは、完全予約制のため、なかなか訪れることができない希少な料理店。三河さんが腕を振るうジビエメインのコース料理をいただきました。
おいしい料理に舌鼓を打ちつつ、1日を振り返り、楽しく談笑を。さらに塾生からの質問にも惜しみなく答えます。庄原市という肥沃な大地で育った食材を存分に楽しむことで、さらに地域の食への理解を深めることを目的としました。楽しく、おいしいは食の基本です。気になる「一柿」の料理については、後日またレポートをUPします。
今回のレポートは、実践講座1日をギュッと凝縮したものです。2日目はフード撮影の現場に立ち会うなど、まさに実践して力になる内容を盛り込みました。
第二期の開講は2025年1月を予定しています。次回はよりパワーアップし、「フードプロデューサー育成講座(初級)」と題してさまざまなプログラムを用意。フードプロデューサーの仕事内容は多岐にわたりますが、やはり現場に足を運ばなければ、真の姿は見えてきません。次の実践講座の場は………、アナウンスはLINEにて配信しますので、ぜひ登録してお待ちくださいね。
弊社は「強みを言葉にする」ことを得意としています。新商品の企画開発や販促物の制作、ブランド作りに関わるご相談を多くいただいています。その他のことも、「食」に関することでしたら、お気軽にお問い合わせください。。