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【芸北サーモンと広島レモンサーモンの違い】ご当地サーモン「広島レモンサーモン」とは?

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皆さん、こんにちは。アバンセの満腹店長です。
今日は鮮魚コーナーで大人気の「広島レモンサーモン」の紹介をさせてください。

広島レモンサーモンは、正真正銘、広島生まれの広島育ち。サーモンは、回転すしのネタとしても不動の人気ですが、外食で食べるサーモンは、外国生まれのサーモンがほとんどです。それも良いところもあるのですが、広島の方だと、魚にはとりわけ「鮮度」を求めませんか!? 東京だと、マグロに代表されるように、冷凍の魚に馴染みがあるので、さほど、鮮度には敏感でない方もいらっしゃいます・・・。しかし、アバンセも広島生まれの広島育ちのスーパーマーケットです。やはり鮮度にはこだわりたい!!!

ミナモア店では、広島レモンサーモンを色々な形にして販売しています!
目次

広島レモンサーモンの生まれる場所

広島レモンサーモンは、北広島町の「大暮」という場所にある養魚場で生まれます。4月になって市内はすっかり春の装いだった頃に行っても、まだ雪が残っていました。広島県内でも平均気温の低い場所、当然、水温もかなり低い清流です。

阿佐山(あさやま)や天狗石山(てんぐいしやま)など、1,000m超級の山々から大暮川に注ぎ込みます。

ここは、ヤマメ、アマゴ、ニジマスなどを養殖しています。このように、複数種の川魚を養殖するのは珍しいことです。ヤマメは本来は、日本海に注ぐ川に放流される川魚、アマゴは瀬戸内海に注ぐ川に放流される川魚で、自然界では同じ川に違う種類の魚を放つことはあり得ないのです。でも、ここは山を越えると、島根県という場所。広島(瀬戸内海)にも島根(日本海)にも近いということで、両方の養殖を行ってきました。

そういう養魚場なので、魚種ごと、魚の成長段階に応じて、きちんと水槽が分けられています。

きれいな水の中に、広島レモンサーモンの子供=ニジマスがたくさん泳いでいました!
ニジマスにも種類があり、広島レモンサーモンは「ドナルドソン系ニジマス」という非常に身質がよく、大きく成長する品種です。この特徴ある品種を選んでいるのも、川担当の大暮養魚場と海担当の水信チームのこだわりなんです。😊

ドナルドソン系ニジマスは、このまま川で育つと「芸北サーモン」になりますよ!

大暮養魚場の片桐さんファミリー。広島レモンサーモンの「川」を担当しています!

元気な証拠に、すごい飛び跳ねている様子を動画にしてみました!ピョンピョン跳ねる姿にびっくり~!

この北広島町の川、かなり水温が低く、冬は凍ることもあります。その一方で、暖かくなると20℃近くになることも。これだけの水温の変化に耐えて育つので、他の養魚場で育つ魚に比べて、かなり鍛えられているのです

この水槽である程度、大きくなったら、別の水槽に移します。ふ化してから約1年半、北広島町の養魚場で育った後、12月初めごろに、魚専用のトラックで海に運ばれます。

トラックは、なんと、宮城県から来るそうです。やはり、活きた幼魚を元気なまま、海に運ばなければなりませんから!

芸北ドナルドソン系ニジマスから広島レモンサーモンになる場所

北広島町で育ったニジマスは、そのまま海に行かずに大きくなると「芸北サーモン」になります。

満腹店長

なるほど!同じ場所で、同じように生まれ育っても、ずっと川で一生を終えるか、海に行くかで味わいも違うサーモンになるわけですね。

「芸北サーモン」も美味しくて人気があります。広島レモンサーモンよりは、体が小さくて、身が締まっていて、味はあっさりしています。川の水温が低いことやエサの関係で、ずっと川にいても、大きくなるのには、限界があるのだそうです。

広島レモンサーモンの子供(芸北ドナルドソン系ニジマス)は、海に行くことで、さらに大きく育ちます。海に行くと、ここから芸北サーモンとは、全く違う味わいになっていくから不思議です😯

北広島町の山を下ったところに、「阿多田島」があります。

「あたたかい阿多田島」は、かつては魚の養殖で栄えた島です。ここで、引き続き広島レモンサーモンに育ててくれるのが水信(すいしん)チームの皆さん。(㈱水信は、マグロやカツオなどの魚を業務用に販売している広島の会社です。新屋社長は阿多田島育ち(*^-^*))

「海」担当の水信チーム(左;新屋社長 真ん中;中森さん 右;北野副社長)


ここから船で、広島レモンサーモンに育つところに案内してもらいました。網で囲いを作ってあり、その中で育てられます。

満腹店長

トラックで運ばれて、海に・・・という魚には、かなりの環境変化ですが、それで魚が弱ってしまうことはないのでしょうか?

最初頃はね・・・何匹も死んでしまったこともありました。でも今は大丈夫。僕たちも工夫に工夫を重ねて、良いやり方を見つけましたから。みんな元気に育っています!

北広島町の川で見たのとは、明らかに大きさが違います!!海に入ると、ビックリするほど、大きく育つんですよ。😯

満腹店長

ここで広島県産のレモンをたっぷり配合したエサを与えられるわけですね。

魚が食べやすく、消化しやすいように配合されたエサ(ペレット)も、安全なものだけ。抗生物質のような薬剤も入っていません。

こうして、大きくなった広島レモンサーモンは、4月終わり(水温によってはGW明けくらい)までは、活魚で出荷されます。水温が高くなると、海では生きられなくなるので、すべて水揚げして、急速冷凍して保管されます。

アバンセの売場に並ぶまで

ところで・・・どのスーパーマーケットにも鮮魚コーナーがあると思いますが、皆さんはどこも同じだと思っていませんか!? アバンセには、「専門店」は入っていません。朝、入ってきた新鮮な魚をアバンセのスタッフが店内で捌いています。だから、私たちが安心してお客様におすすめできる!と思ったものを、お客様のご要望に合わせて加工することができています。産地から売場まで「安全」な環境を貫く、というアバンセのこだわりです。

鮮魚コーナーに並んだ魚を使って、寿司やシーフードサラダにしています。広島レモンサーモンを刺身、カルパッチョ、しゃぶしゃぶ、グリル・・・と、色々な食べ方で楽しみたい方には、ブロック(柵)がおすすめです。

特に魚は、刃を入れてしまうと、空気に触れた瞬間から鮮度が落ちていきます。あらかじめ「フィレのまま欲しい」など、注文しておいていただければ、フィレでお渡しすることもできます。(※広島レモンサーモンは、仕入れの状況により、フィレでお渡しできる期間が限られます)

お気軽にお声掛けください!

広島レモンサーモンは、別の記事でレシピも紹介していますので、ぜひご覧ください。
外国産のサーモンに比べて、脂よりも「身」そのものに味があるので、個人的には、寿司や丼のようにごはんと合わせる食べ方でなく、刺身、カルパッチョやしゃぶしゃぶ、焼くなら味付けはシンプルに・・・がおすすめです👌

※ちなみに、よく似た名前で「広島サーモン」があります。「広島レモンサーモン」と「広島サーモン」は違います。どう違うか・・・と聞かれると、それは「カルビーのポテトチップス」と「湖池屋のポテトチップス」はどう違いますか?という質問と同じです🤣 作る人、作る場所が違うのです。 アバンセでは、「広島レモンサーモン」を販売しています😊

アバンセでは、各店舗Instagramで最新の情報を発信しています。皆さまと繋がれると励みになります。

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