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庄原市西城町の新ブランド「西城土耕ねぎ」に密着!

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10年先もずっと食の仕事に携わっていきたい料理家さんやフードコーディネーターのための「フードビジネス実践講座」、第一回目が終了しました。農家さんや食スポットに赴いて、実際に受講生が書いたレポート記事をお届けします。今回は、料理教室すまいるりっつ主宰、薬膳研究家でありさまざまな食の資格を持って活躍する大坪さんの記事です。

みなさん、こんにちは。
フードプランナー大坪律子です。

「青ねぎ」と言えば、薬味としても彩りとしても、そしてお好み焼きにも欠かせない野菜です。
今回は、広島県庄原市西城町の農家・宮本雅幸さんを訪問し、ブランド誕生の経緯や、ねぎを加工した新商品への思いを聞きました。

Check !!
  • 新ブランドネギ「西城土耕ねぎ」について知りたい
  • 西城土耕ねぎを使った加工品を知りたい
  • 庄原の食材やネギに興味がある

という方にピッタリな内容です。
ぜひご覧ください。

じわじわと愛され続けて25年のフードプロデューサー。10年先もずっと、食の仕事に携わっていきたい料理家さん、フードコーディネーターのための「フードビジネス実践講座」を開講中です。第1期生の概要、カリキュラム

目次

食の宝庫・庄原で育つ実力派ねぎ「西城土耕ねぎ」

広島県庄原市西城町は広島県の北東に位置する町で、古事記にも記された樹齢千年を超える杉の巨木に囲まれた社殿「熊野神社」や、天然記念物にも指定されている日本有数の巨樹「大トチの森」、そして謎の猿人類ヒバゴン目撃説が残るロマン溢れるエリアです。

その西城町八鳥で、ねぎ農家を営むのが宮本雅幸さんです。市役所で28年間、公務員として働いた宮本さんが農業の世界に飛び込んだのは2021年のこと。その後、紆余曲折を経て、2024年に自身の新ブランド「西城土耕ねぎ」を誕生させました。

ねぎの栽培方法には、土耕栽培と水耕栽培があります。西城土耕ねぎは、ブランド名にも入っているように土を耕し種や苗を植え育てていく土耕栽培で作られます。土耕栽培は、水で育てる水耕栽培と比べて成長に時間がかかりますが、その分ねぎの濃厚な風味と、日持ちの良さが魅力です。青ねぎらしい辛味と香りがあり、加熱すると甘味が増すため、様々な料理に使うことができます。
さらに、12月に定植し、雪の下で育った西城土耕ねぎは「雪の下西城土耕ねぎ」として店頭に並びます。雪の下で育つことで、風味・甘味が増すと言われています。
薬味彩りとして、使うだけではもったいない!メインとして味わいたい食材です。

西城土耕ねぎの圃場を訪ねて

圃場に伺うと、12棟のビニールハウスがありました。よく見ると、それぞれ形が違います。宮本さんに伺うと、農家を続けられなくなった方々から譲り受けられたもの、とのことでした。「いただきハウス」「ハイエナ農法」とニヤリと話す宮本さん。それもそのはず、ビニールハウスはとても高価なものです。農業資材を揃えることはとても大変です。宮本さんは農業を始めるにあたり、資材と共に農家をやめてしまった方々の想いも背負っているのです。

創業当初は12棟稼働していたそうですが、現在は6棟を稼働し、残りの棟は土を休ませ、状態を整えているとのことでした。肥料のこと、土づくりのことなど、今までたくさんの苦労があったそうです

こちらは太陽熱消毒中のビニールハウス内です。フィルムで覆われています。太陽熱によって、ネギの大敵フザリウム菌を死滅させるとのことです。フザリウム菌は、ネギ萎凋病などを引き起こす原因となります。

育苗の棟もありました。かわいい西城土耕ねぎの赤ちゃんです。ねぎを栽培する上で、最初の重要ポイントが温度や湿度などの育苗管理と言われています。

ビニールハウス内には、青々とした美しいねぎがずらり。こちらは定植から2ヶ月ほど成長した西城土耕ねぎです。整然と並んでいて、緑がとてもキレイでした。シャンと上に伸びていて、シャキッとした歯ごたえが想像できます。

ねぎの生育期間は、種から植えると約75日間、苗から植えると55~60日で収穫をむかえます。宮本さんのねぎは、春(3月下旬)と冬(12月)と2回定植するそうです。

西城土耕ねぎから生まれたバラエティ豊かなねぎ商品

生で食してももちろんおいしい「西条土耕ねぎ」ですが、増田屋オリジナルのねぎ関連商品もおすすめです。それぞれの特徴や食べ方などをご紹介します。

人気韓国料理店直伝!料理に使える万能「西城土耕ネギのねぎキムチ」

「西城土耕ネギのねぎキムチ」には、通常の辛さと辛口の2種類があります。消費者にとって辛さが選べることは嬉しいものです。通常の辛さの方は辛い物が苦手な方でも食べやすく味付けされています。辛口タイプは、辛いものが大好きな方にオススメです。私は通常の辛さのねぎキムチがお気に入り。なんと、このねぎキムチにはニンニクが入っていないのです。ねぎの風味が強いため、ニンニク無しでも満足感があります。宮本さんが韓国料理店に弟子入りして作り方を教わったとのことで味も本格的。キムチといえば白菜のキムチが代表的ですが、珍しいねぎのキムチも皆さんに味わってもらいたいものです。
ねぎキムチはそのまま食べてももちろん美味ですが、鍋物や炒め物などに加えるとアクセントになって食が進む一品になります。

ソースや調味料として使える!緑が鮮やか「西城土耕ネギのグリーンソース」

グリーンソースと言えば、バジルを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、このソースは「ねぎ」のソース。ペースト状にしたねぎをだし醤油などで調理したソースで、そのままかけても、調味料としても使える万能ソースです。パスタに使ったり、お肉や魚にかけたり…想像しただけで美味しそうです。

このグリーンソースから派生した商品が次の「おつまみラスク」です。

おやつにもおつまみにも!パクッと一口「西城土耕ネギのおつまみラスク」

西城土耕ねぎのグリーンソースが塗られた「西城土耕ネギのおつまみラスク」。これは、おやつやおつまみにオススメ!ビールが飲みたくなる一品です。カリッサクッと軽い食感で一枚食べるともう一枚…止まらなくなります。パッケージもおしゃれなのでお土産にもおすすめです。

最後に

市の職員からねぎ農家に転身した宮本さん。きっかけは友人からのお誘いだったとのこと。実は狩猟ハンターでもある宮本さん。西城土耕ねぎだけでなく、ジビエも販売しています。狩猟ハンターと聞くと強気なイメージがありますが、とても物腰柔らかで時折見せる笑顔が宮本さんの優しさを物語っています。一度お会いしただけでは、まだまだ本当の宮本さんを知りえない!と感じました。持ち前のパワフルさから、これからもっと色々な商品が開発される予感がします。

増田屋のホームページ、オンラインショップはこちらから

西城土耕ねぎやねぎキムチなどの商品は、上記オンラインショップで購入できます。
しかしここはぜひ、庄原の自然とともに味わってもらいたいところ!増田屋直売所や「道の駅たかの」でも購入できるので、ぜひ庄原市に足を運んでみてください。

「フードビジネス実践講座」次回は、10月~の第2期生を募集します。(8月募集開始予定)

弊社では新商品の企画開発や販促物の制作、ブランド作りに携わっています。お気軽にお問い合わせください。

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