完成が今月だった・・・ということではないのですが、また少し一緒に進めたことをご紹介します。
弊社は、デザイン事務所や制作を専門にやっておられる方とは違って、中身(何をどう書くか、どんな見せ方をするか)ということを考えます。ということは、「こんなのを作りました」っていうレポートはとっても難しい💦それに、私はアドバイスはするけれど、実際はその会社の中で話し合ってもらって、社員さんたちがイイ!と納得したものを形にするだけです。なので私だけの実績ではないということはお伝えしつつ・・・紹介します。
【倉敷市】焙煎珈琲とオリーブオイル「パワープラントコーヒー」
ここは自家焙煎珈琲のお店。以前はイートイン営業もしていましたが、今は基本はテイクアウトのみ。コンセプトの建て直しからロゴ調整、リーフレットなどの制作、色々・・・変えていきました。

KONO式に出逢ったのもパワープラントコーヒーさんがきっかけ。限定で出るカラフルなドリッパー、

社長や店長の淹れ方がまたカッコ良くて♡その「ポット」も欲しいです!!・・・と思わず、言ってしまう。(←結構、お高い💦)このドリッパーを使い始めてから、本当にコーヒーが美味しくなって、毎朝の珈琲タイムが充実しています。もちろん、豆から挽きます😉

皆さん、とても勉強熱心。生豆の選別や焙煎の様子を間近で見せていただいて、私も勉強になりました。コーヒーにハマる人の気持ちもよーく分かりました!

ドリップパックのラベルや店内POPも総入れ替え。お客様が選びやすい売場に変えました。

コンセプトに合わせて、素材も変更しました。焙煎珈琲というと、コーヒー色ベースのカッコイイ感じにしがちですが、この茅野ファミリーの温かい雰囲気が持ち味なので、家庭的な要素や手作り感をあえて残したデザインにしています。
そして・・・ここはコーヒーだけでなく、オリーブ園を持っていて、自社農園で収穫したオリーブ100%のオリーブオイルも販売しています。年に1度のオリーブ収穫体験とかもあるので、Instagramもチェックするといいですよ☆

オリーブオイルをメインに販売しているところは、自社農園のオリーブだけ・・・だと難しいので、海外のオイルとブレンドします。もちろん、品質の良いものを厳選してのブレンドなので、それも良いことです。自社農園100%にこだわると、それだけ値段も高くなって、普段に使いヅライものになってしまいます。その点、ここのオリーブオイルは、自社農園100%にしてはとってもリーズナブル。製造数も限られますが、その年にできたオリーブでできる本数だけの製造です。認証や受賞歴にこだわらず、普通に良いものを使いたい人に選んでほしいです。
このコーヒーとオリーブオイルの楽しみ方の一つがこちらのソフトクリーム😍これ、かなり美味しいのでソフトクリームだけを買いに行くのもアリです☆

【広島市】フレンチレストラン「リュニベル」
1日2組限定、シェフのお料理が「カウンター」で楽めるフランス料理のお店。カウンターっていうのは、シェフとの会話が楽しめる意味ですね😊こちらは、もともとはシェフのローストビーフの商品化の相談を受けていたのですが、最終的には撮影してリーフレットも作らせてもらいました。(ローストビーフも無事、商品化できました🥰)

今井良シェフは言いました。「料理から食材を選ぶのでなく、食材を見て料理を考えるのだ」と。これが家庭料理の考え方と根本的に違うところなんですよね。家庭料理って、レシピありきで材料を買いに行くでしょう?私は、飲食店の食べ歩きはしないけれど、食材の生産者さんを訪ねて行って知ったお店にはたいてい、食べに行きます(*^-^*) 逆にシェフに教わって、その食材を訪ねていくこともあります。(←こっちの方が多いかな😉)

ちなみにリーフレットの中では、ワタクシ、モデルもやらせていただいております🙂↕️これね、「人感(ひとかん)」と呼んでいるのですが、人の姿や手を入れることで、親しみやすさを演出することができます。ピシっと、カッコ良く撮るだけだと、お客様に敷居の高さを感じさせてしまうだけになってしまいます。これも今井シェフのお話とここで提供されているお料理をみて、こういう見せ方がいいな、と思いました。

今井シェフについては、別記事でご紹介したいと思います。
【尾道市】福利物産 北前亭 「ちりめん日和」
こちらもコンセプトの建て直しから関わらせていただきました。たくさんある商品を整理して、それぞれカテゴリーを作りました。ラベル、パッケージも変更しました。一気に変更したので、皆さんにとってもすごく勇気の要ることだったと思います。社長が社員さんを信頼されていて、その社員さんもなるほど!頼れる方ばかり。色々と意見、アイデアを出してもらったので、一見大がかりなリニューアルでしたが、毎月の訪問で順調に進めていくことができました。
カタログの撮影も自社で行うのは初!とのこと。確かに・・・自社商品だけでカタログができる企業さんが地方には少ないですし、作っていたとしても制作会社に商品だけ送って、丸投げされるのが一般的です。内製化したくても、撮影の段取りが組める人がいないのです。食品カタログで、特にB to C用は、調理例も必要ですし、イメージカットも随所に入れないと、商品写真だけ並んだカタログでは、お客様がつまらなく感じてしまいます・・・

盛り付けもね・・・自分で撮影する経験を積まないと、上手くなりません☆ カメラのアングルを考慮して、バランスよく盛ります。ちなみに大事な撮影のときは、必ずデザイナーさんも立ち合います。

撮影した画像は、その場で社員さんにチェックしてもらいます。カタログができたあとで、「イメージと違う!」ということにならないよう、撮影前までの準備が重要です。

そして出来上がったカタログ。色の出方や文字の見え方など、確認します。いつも100点ではない・・・それは、レイアウトデザインの問題ではなく、売り上げがどうだったか、というところで評価が決まります。受注が始まって、最初は動かなくてもあるとき注文がくることもあるし、イマイチ伸びないページもあります・・・残念ながら。

でもいつもうまくいかないからこそ、次も頑張ろうって思えます。制作のお仕事は、できて終わりじゃない!常に、改良を重ねていくことで、ノウハウが蓄積されます。
ここの商品も、かなり美味しい!!ので、また商品についての紹介は別記事でしたいと思います(*^-^*)
弊社では、このようなコンセプトの建て直しをお手伝いしています。カタログやホームページ(ブランドサイト)のコンテンツを伝えたいお客様に伝わるような制作を心がけています。