東京下町・人形町グルメ散歩 ~定休日に翻弄されながらも堪能した老舗の味~

20260113

東京下町散歩。昨年後半から「昭和レトロ」をテーマにお散歩を始めました。今回は東京の下町情緒が色濃く残る日本橋人形町。江戸時代から続く歴史ある街並みには、今も多くの老舗が軒を連ねています。今回は、そんな人形町を散策しながら、伝統の味を求めて歩いた一日をご紹介します。ただ行きたかった店の半分は定休日という(^-^;不運にも見舞われましたが。

目次

創業100年超の人形焼きの名店へ

板倉屋|明治から続く人形焼き専門店

人形町散歩の最初に訪れたのは、創業明治40年(1907年)の「板倉屋」です。甘酒横丁の入口に位置するこの店は、人形町のランドマークともいえる存在。店頭には焼きたての人形焼きの甘い香りが漂い、通りゆく人々の足を止めます。

板倉屋の人形焼きは、七福神の顔を型どったもので、北海道十勝産の小豆を使用した自然のままのあんこがたっぷり。無添加で、一つひとつ手焼きで丁寧に焼き上げられています。焼きたてはしっとりふんわり、時間が経つとまた違った食感が楽しめるのも魅力です。1個90円。型で手焼きをする作業を近くで見ることができます。

以前、神戸の「野球焼き」がとっても美味しくて気に入ったのですが、人形焼きにはあんこが入るとは・・・あまり意識してなかった💦が、「戦時焼」(あんこなし)もできるそう!知らなかった。今度は戦時焼きにします!

【基本情報】

  • 店名:人形焼本舗 板倉屋
  • 住所:東京都中央区日本橋人形町2-4-2
  • 電話:03-3667-4818
  • 営業時間:10:00~17:30(売り切れ次第終了)
  • 定休日:水曜・日曜
  • アクセス:東京メトロ人形町駅・水天宮前駅から各徒歩約1分

重盛永信堂|残念ながら定休日でした

本当は「重盛永信堂」にも立ち寄る予定でした。大正6年(1917年)創業のこちらも人形焼きの名店で、水天宮前交差点の角に店を構えています。たっぷりのあんでぷっくりふくれた七福神のお顔が愛らしい人形焼きは、1日3000個、多い時は1万個も売れるという人気ぶり。「ゼイタク煎餅」も名物です。

しかし、この日は残念ながら定休日。次回こそはと心に誓いつつ・・・

【基本情報】

  • 店名:重盛永信堂
  • 住所:東京都中央区日本橋人形町2-1-1
  • 電話:03-3666-5885
  • 営業時間:平日9:00~19:00、土曜9:00~18:00
  • 定休日:日曜(日曜が戌の日や大安の時は営業し、月曜振替休業)
  • アクセス:東京メトロ半蔵門線水天宮前駅7番出口すぐ

人形町洋食めぐり

よそいち|ビーフカツレツとポークソテーの幸福

当初は昭和8年創業の老舗洋食店「芳味亭」でランチをいただく予定でしたが、こちらも定休日。そこで向かったのが「よそいち」(旧店名:そときち)です。

人形町は洋食店の激戦区として知られており、「よそいち」は老舗「洋食キラク」で修業された方が独立してオープンされたお店。カウンター席のみの小さな店内では、目の前で調理される様子を眺めながら食事が楽しめます。

この日注文したのは、ビーフカツレツのハーフサイズとポークソテー。ビーフカツレツは、家庭的な感じ。ソースは自分でかけていただきます。ポークソテーは、思ってたより厚みがあった!せん切りキャベツとマカロニサラダ、お汁が付いています。

老舗の味を丁寧に受け継ぎながらも、気取らない雰囲気が心地よく、地元の方々に愛される理由がよく分かりました。ただ、お店がきれいになってしまっていたので・・・レトロ感はなかったかな~ 

【基本情報】

  • 店名:そよいち(旧店名:ビーフかつれつ そときち)
  • 住所:東京都中央区日本橋人形町1-9-6
  • 電話:050-5493-2780
  • 営業時間:ランチ11:00~14:30、ディナー17:30~21:00
  • 定休日:月曜
  • アクセス:東京メトロ日比谷線人形町駅A2番出口徒歩1分
  • 人気メニュー:ビーフカツレツ(ハーフ1,300円、フル2,200円)、ポークソテー2,200円

芳味亭|次回のリベンジを誓う

昭和8年創業の「芳味亭」は、横浜のホテルニューグランドで洋食を学んだ先代が開業した、人形町を代表する洋食店。ビーフシチューや洋食弁当が名物で、ホテル仕込みの本格洋食が味わえます。

今回は定休日のため訪問できませんでしたが、次回は必ず訪れたいお店です。

【基本情報】

  • 店名:芳味亭 人形町本店
  • 住所:東京都中央区日本橋人形町2-3-4
  • 電話:050-5487-7141
  • 営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:00)
  • 定休日:不定休
  • アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線人形町駅徒歩3分

東京三大鯛焼きの至福

柳屋|天然もの鯛焼きの真髄

人形町散歩の締めくくりは、大正5年(1916年)創業の「柳屋」の鯛焼き。四谷の「わかば」、麻布十番の「浪花家総本店」と並ぶ「東京三大鯛焼き」の一つです。

鯛焼きには「天然もの」と「養殖もの」があることをご存知でしょうか⁉「養殖もの」は複数の型を使って一度に多くの鯛焼きを焼く方法。一方「天然もの」は、一丁焼きと呼ばれる一つの型で一匹ずつ丁寧に焼き上げる製法です。柳屋はもちろん「天然もの」。職人が一つひとつ手作業で焼き上げる鯛焼きは、頭から尻尾の先まであんこがぎっしり詰まっています。

皮は薄めです。自家製のあんこは甘さ加減は控え目で好みでした!鯛焼きは、お土産に持ち帰って、レンチンして食べることはありますが、やっぱり、その場で出来立てを食べるのが一番ですね☆

【基本情報】

  • 店名:高級鯛焼本舗 柳屋
  • 住所:東京都中央区日本橋人形町2-11-3
  • 電話:03-3666-9901
  • 営業時間:12:30~18:00(売り切れ次第終了)
  • 定休日:日曜・祝日
  • アクセス:東京メトロ人形町駅・水天宮前駅から徒歩約3分
  • 価格:1個200円

惜しくも訪れられなかった名店

今半総菜本店|次回の楽しみに

最後に立ち寄る予定だったのが「今半総菜本店」。すき焼きで有名な今半のコロッケは、牛肉の旨みがぎっしり詰まった逸品として知られています。

しかし、こちらも定休日。人形町散歩は、定休日との闘いでもありました。次回はぜひ、揚げたてのコロッケを味わいたいものです。


つぶやき

定休日という予定外のハプニングに何度も遭遇した今回の人形町散歩。実は来月、広島の仕事仲間と東京の展示会に行く予定です。その時に、1日は東京散歩でどこか、案内したいと思っていまして。
今日はその下見を兼ねたお散歩だったので、定休日だったところは、その時にリベンジしようと思います!

20260113

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この記事を書いた人

平山 友美のアバター 平山 友美 ひろしま食の手帖編集部 代表

フードプロデューサー。「情報は自分の足で稼ぐ」をモットーに、地域食品・郷土の味を取材しています。新聞や情報誌、専門誌に10年超えの長期連載を担当。「NHKきょうの料理ビギナーズ」にも寄稿。「TBSテレビ 熱狂マニアさん」などに出演。

その他、広島・岡山・東京を中心に食品企業の事業相談(商品や会社の強みをどう伝えるか、を言語化して、展示会や売場での見せ方を考える仕事や売り方を考える仕事)や「食」を軸にした観光系の仕事(ツアーや体験造成など)をしています。

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