庄原DMO主催 里山庄原プレミアムディナー in 総領/ディナーイベントプロデュース
庄原市にある3ヶ所の道の駅を舞台に、3回にわたり開催した「里山庄原プレミアムディナー」、中でもトリを飾ってくださったのは、水橋シェフ。
もう水橋シェフのお料理なら・・・!間違いないです。寂しい状態だった道の駅リストア・ステーション内のお食事処をあっという間に行列のできるレストランに変身させたその人です。
地元の方もよくご存知で・・・ 3回はもう申し込み開始と同時に、どんどん予約が入り、あっという間に満席になってしまいました。新聞に告知文を掲載しようというときには、すでに満席で予約が取れない状態でした。コロナ禍で席数を制限していたので、参加できなかったお客様には申し訳ありませんでした。
そんなレストラン「アヴェニールタウン」でのプレミアムディナーをレポートします♪
2021.11.27開催
道の駅リストアステーション レストラン「アヴェニールタウン」
total produce; Tomomi Hirayama
chef; Satoshi Mizuhashi
support; Shobara Tourism Authority
photo;Masaki Matsuda/ Tomomi Hirayama
3日目もこうしてウェルカムボードでお出迎え。
そういえば、左にある「OPEN」看板の撮影もさせてもらいました(*^-^*)
シェフのお料理をおしゃれにスタリングさせてもらいました!
オードブル ※フュージョンスタイル
・原木椎茸のコンフィ マグレカナールの山椒風味
・高野大根とホタテ貝柱のタルタル菊花仕立て
・総領産コシヒカリの新米とサーモンの柿の葉寿司
・小蕪のフラン鮑添え
・冬キャベツとオマール海老の生ハム巻き平飼卵の卵黄ソース
・ふくふく牧場さんのモッツァレラセミドライチーズと生鱈のすり身揚げ
最初の1品から水橋ワールドに・・・
これこれ!
何?って思って、開けてわぁ~ってうれしくなって、食べて感動する仕掛け。
※総領産コシヒカリ:この秋収穫したばかりの甘み、香り、粘りの調和のとれたお米
※「ふくふく牧場」のチーズ:庄原の山で放牧され、自然の草や無農薬の飼料で育ったストレスフリーのジャージー牛の生乳から作る希少なチーズ
「ふくふく牧場」の福元さん。当日は、ゲストとしても来てくださいました。
ふくふく牧場の福元紀生さん。
私は彼を「仙人」と呼んでいます!(密かに・・・(笑))
もう考え方が素敵すぎるのです。
ふくふく牧場に取材に行ったときの記事、自分で書いておきながら、読み返して感動しちゃう・・・くらい、とても良いお話でした。これは絶対、読んでほしいです!!
https://www.shobara-info.com/2607
スープ :庄原ジビエ工房さん 猪の自家製コンソメスープ ~里山野菜としし団子を浮かべて
アヴェニールタウンを初めて訪れたとき、この器にシビレました!!
綿島康浩さんの器。これは素敵!欲しい~♡・・・と、思ったけど、なかなか手に入らない入手困難な器でした。そんな憧れの器でいただけるなんて、それだけでも満足。
ちなみに、コンソメスープというのは「澄んだスープ」のことですが、自家製で作るってとっても手間がかかるのです。そして、手間をかけた分、コンソメって本来はこの味よね・・・と、しみじみ。自家製コンソメがどんなにハイレベルなことか、もっと伝えたかった!
庄原ジビエ工房さんの猪肉は、驚きのおいしさ!!
※庄原ジビエ(猪肉):体に必要な栄養素が豊富に含まれた旨味のある肉。衛生的な加工所で迅速に処理されており、臭みはありません。
ポアソン :天然鮎のコンフィ 晩秋仕立て ~白ワインの香りのバターソース
またこの器が・・・素敵すぎました!
鮎の下には、シェフが拾い集めた紅葉が・・・ とてもきれいな紅葉、山で探すのも時間かかっただろうな~と思います。この演出がたまらなく好きです!!
お口直し:高野林檎のソルベ ~リンゴの皮のかりんとう添え
りんごの皮までこんなにおいしくするなんて!!
そしていよいよ・・・比婆牛の登場。どんなお料理になって出てくるのか、わくわくしていました。そしたら、またこのような燻しの演出で♡
ヴィアント:燻をまとった比婆牛フィレ肉のロースト フォアグラ添え~赤ワインソース
このほのかな燻しの香りが最高でした。比婆牛もこれは喜んだはず・・・
そしてデザートもおしゃれでおいしくて、もう大満足です!
デザート:里山プレミアムスペシャルデザート
コーヒー 、パン
コーヒー : デミタスコーヒー
パン: 庄原 米麦工房21めぐみさん クルミパン・バケット
バター: 庄原 ふくふく牧場さん バター(クレメ・フレー使用)
パンとバターも庄原産。バターは、前菜にも登場したふくふく牧場さんのチーズを使ったバターでした。チーズをバターに?? これが少し酸味があって、普通のバターとは違った爽やかな味わい。
※「米麦工房21」のパン:庄原産の小麦を自家製粉して作るパン、食感や香りが楽しめる。
「米麦工房21」と水橋シェフは、「比婆牛入りカレーパン」でもコラボされているのですが、このカレーパンがまたおいしい!!
比婆牛入りのプレミアムカレーパンについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
https://www.shobara-info.com/3208
それにしても、このリストアステーションがこんなに素敵に見えるなんて!!・・・と言ったら失礼かもしれないけれど、昼間は本当にごくごく、普通の道の駅なんです。
水橋シェフです。
お料理もさることながら、スタッフの方のサービスも素晴らしかったです。数があるときは大変だけど、お客様にとっては1人に1つずつ。だからどれも盛り付けには手が抜けません。
一人ずつに食べやすい環境まで提供してくださいました。
ここでもマジシャンのアートさんこと、大島さんが盛り上げてくれました!
あ、彼はマジシャンとして登場してもらいましたが、本業はプロダクトデザイナーです。ウェルカムボードやポップアップ式のメニューカード、皆さんへのお持ち帰り用の庄原オリジナルマジック用のカードなど、大島さんにお願いして作ってもらったものです(*^-^*)
このように、お料理もたとえ水橋シェフ1人が頑張っても、あのレベルにはならなかったと思う・・・何ごとも、大きなことを成し遂げるには、たくさんの人の力が必要です。私の仕事も同じ。こうしたイベントプロデュースにおいて、企画にはすごく頭を使います。
依頼してくださった庄原市、庄原DMOの皆さんのご期待に添いたいという気持ちと、協力をしてくださるシェフやスタッフの皆さんにも「大変だったけど、楽しかった!」と言ってもらえるような内容にしたい、という気持ち、そしてお金を払ってきてくださるお客様に、普通に食べに行くのとは全然違った良い感想を持ってもらいたい、そして私自身も関われたことを誇らしく思えるような、そんな仕事にしたいと思って取り組みました。
今年度は3回にわたって、ディナーイベントをプロデュースさせていただきました。参加してくださった皆さんに、庄原市のもつ魅力を存分に感じていただけたなら、何度でも庄原を訪れてくれることでしょう!庄原には、おいしいものはたくさんあるので、「ゆっくり」しに来ることをおすすめしたいです。ゆっくりすることは、贅沢な時間の使い方です。最近、私は庄原でワーケーションしたいな~と計画しています!