こんにちは。フードプロデューサーの平山友美です。
香川県を代表するグルメと聞いて思い浮かべるのは、どんな食べ物でしょうか? 答えはもちろん、うどんです。「うどん県」として知られる香川には、たくさんのうどん屋さんが点在しています。その数の多さに、他県から訪れた人は驚くほど! どこで食べても、それぞれの店が提供する個性あるうどんに出会えますが、変わり種として、カルボナーラ風の「釜バターうどん」は、ぜひ味わってほしい一品です。
今回は、行列のできる香川の大人気店「手打十段うどんバカ一代」の「釜バターうどん」をご紹介します。
- 香川県で有名なうどん屋さんについて知りたい
- 香川の人気うどん店「手打十段うどんバカ一代」へ行ってみたい
- 香川でしか食べられない変わり種うどんに興味がある
という方にピッタリな内容です。
ぜひご覧ください。
高松市に寄ったら立ち寄りたい!手打十段うどんバカ一代
香川県高松市にて、行列のできるうどん店として有名な「手打十段うどんバカ一代」。2004年の創業以来、オリジナル配合の麺と、自家製出汁で人気を博す、讃岐うどんの名店です。
閉店間際に訪れたため、今回はタイミングよくすんなりと入れましたが、朝やお昼は大行列ができる店として知られています。
同店のこだわりは「できたて」を提供すること。茹でてから10分以内の麺しか出さないという、徹底したこだわりようです。地元民はもちろん、ここだけのうどんを目当てに県外から訪れる人も多数。朝6時から夕方6時まで通し営業しているため、朝食タイムやランチなど、お腹が空いたタイミングで、うどんを楽しめます。
店内は、カウンター、テーブル席のほか、座敷席も用意されています。オーダーは、讃岐うどん店ならではのセルフスタイル。好みのうどんをオーダーし、トレーに好きなおかずやおにぎりを載せ、レジで清算します。混みあっていても、うどんの出来上がりや食べる時間そのものが短いため、腹ペコさんに嬉しい回転の早さも魅力です。
目に入るのは、ずらりと並ぶ有名人や著名人のサイン! 多くのメディアに取り上げられてきた人気店ですが、店員さんは、とてもフレンドリー。観光客でも、気負わず入れるのも人気の理由です。
実はここが発祥地!マストで食べたい「釜バターうどん」
メニューは、かけうどん、釜揚げうどんなどベーシックなうどんを含め、約20種類がラインナップしています。初見だとオーダーに悩みますが、ここはまず「釜バターうどん」をチョイスしましょう。実はこちら、「釜バターうどん」の発祥地。昨今の創作うどん店で見かける、カルボナーラのニュアンスを持つうどん提供店の元祖なのです。
サイズは、小(1玉)・中(2玉)・大(3玉)の3つ。写真は、1玉ぶんの小サイズです。サイドメニューとして、天ぷらやおにぎりも揃っています。うどんとネギと天かすは、無料トッピングができます。提供時に渡された生たまごは、自分でうどん鉢の中に割り入れます。
強すぎないコシとツルツル食感の麺に、バターと卵、だし醤油が絡まり、味はまさにカルボナーラ! 黒胡椒のパンチも程よくきいています。しっかりめの味付けですが、うどん本来の香りもしっかりと感じられ、パスタのカルボナーラとはまた違う味わいです。バターの甘い香りが鼻孔をくすぐります。クリーミーで濃厚ですが、スルスルと喉を通る軽さは、うどんだからこそ。これぞ、悪魔的おいしさです!
最後に
高松市で必訪の「手打十段うどんバカ一代」。うどん県で楽しむうどん巡りの1店として、そして「釜バターうどん」発祥地として、ぜひ訪れてみてください。