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中国新聞連載 最終回を迎えて

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こんにちは、フードプロデューサーの平山友美です。

遂に・・・2010年(平成22)から担当していた中国新聞の連載を卒業しました~!
寂しいですが、中国新聞社様とは、また違った形でご一緒させていただくことになりました。

それにしても・・・この「取材をする」「記事にする」という仕事を14年半もの間、新聞というマスメディアを舞台に任せていただけたことは、私の仕事人生に大きな光をもたらしてくれました。

今日はこの中国新聞の連載のお仕事について、振り返ってみたいと思います。

Check !!
  • 「わが家で美味しい旅」連載の舞台裏
  • 「ゆるり安心食材探し」連載の舞台裏
  • 「エッヘン!産地ごはん」連載の舞台裏
  • 撮影の舞台裏~最終回特別インタビュー

それぞれの連載の第1回目記事をご紹介しながら、そこから広がったお仕事のお話など、ざっくばらんに語ってみたいと思いますので、ぜひご覧ください

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目次

わが家で美味しい旅(2010年~2012年)

スタートは、「わが家で美味しい旅」という中国地方の郷土料理を訪ね歩き、お家で再現調理してみよう、というもの。当時、まさか・・・このような大きな紙面になると思わず、髪もバサバサのまま(^-^; 
でもこの記事がご縁で、農林水産省の食育の講演講師に呼んでいただいたり、福山市のブランド創出委員を拝命したりと、お仕事の幅が広がっていきました。

 当時は、「うずみ」と言っても誰もが「は??」っていう存在でした。うずみは「埋める」から来ていて、江戸時代、福山藩初代藩主・水野勝成が行った倹約政治の下、おかずは贅沢品だ!と言われて、ごはんしか食べられなかったことがあったそうな。でも秋の豊作は喜びたい!そんな時に、庶民の知恵でたくさんのおかず(=宝もの)をごはんの下に隠してこっそり食べたというのが始まりとされています。

 ただ・・・当時、白米そのものがご馳走だったのでは!?とか、いろいろな意見はあるのですが、収穫の喜びにあふれた料理であることは間違いないと思います。

 こうして、私は中国地方の郷土料理を訪ね歩く旅をつづけました。実は生まれが山口県なので、子どもの頃から家庭でよく食べていた「瓦そば」は、ぜひ取り上げてみたいと思っていました。後に、この連載を書籍化することになり、私は書影(本の表紙のこと)に、山口県の瓦そばを選びました。

 

 ちなみに・・・書影というのは、通常は「帯」を外した状態のことですが↑上の画像は、「帯付」のもので大変貴重です♡ 当時、広島テレビ「ひーテレ」という番組のコーナーにレシピを提供していました。この時は、画像データをまとめて納品するだけのもので、一応、私の顔写真もテレビには出ていましたが、瞬きをするともう出番が終わってた!!っていうくらい、一瞬の出演でした(^-^; でも広島テレビの方とは、その後もご縁が続き、CM撮影で何度かお声掛けいただきました。最近は、声がかからないなぁ~~(笑)

ゆるり安心食材探し(2012年~2020年)

 「わが家で美味しい旅」の連載が「最終回」って出たとき、メールやメッセージが届きました。「楽しみにしていたのに残念です」っていう読者の方からのお手紙に泣きました(涙)そんな読者の方の声があった・・・からではなくて、連載は郷土料理がそろそろ頭打ちになってきたかも(汗)というタイミングで、食材探しの旅にアップデートされたのでした。でも、ちゃんと見てくださっている方がいる!ということが分かって、自信になりました。めちゃくちゃ、うれしかったです。

 1回目は「太田かぶ菜」という伝統野菜。古漬けで出回るのが一般的で、ちょっと酸っぱくなった昔の味が何とも懐かしく、ドイツのシュークルートのようなお料理に使ってみたら、とっても美味しくて♡

 肩書は「食育コーディネーター」から「日本フードアナリスト協会評議員」へ。そうそう・・・この頃は、肩書にも悩んでいましたね。「フードプロデューサー」は、ずっと後になって、自分で勝手に名乗るようになったのですが、当時はまだ勝手に名乗るもなにも・・・何をする人なのか、ということもはっきりしていなくて(>_<)。

 でもこの「ゆるり安心食材探し」の取材で、事業者さんとの縁がさらに広がりました。やはり食の世界は、一次産業がないと成り立ちません!メーカーさん、小売業の方、レストランのシェフ、みんながそうおっしゃいます。舞台なくしては、どんな名優も舞うことはできないのです。そういうことも含めて、大きな気づきを得た食材の旅でした。

エッヘン!産地ごはん(2020年~2024年)

 1回目は、生ワカメ…の中でも赤ちゃんワカメ、「はつみ」でした。毎年、お友達家族とワカメオーナーになって、シェアしています。1本のロープに種付けをして、収穫したワカメを摘み取るという体験までできちゃう!驚くほど、大量にできるのです。でも摘み立てワカメのしゃぶしゃぶの美味しいこと♡

  この「エッヘン!産地ごはん」は、取材は中国新聞社の記者が担当、レシピ案も記者の方たちが一生懸命、考えてくださいました。私は、そのレシピを監修したり、作り方動画を撮るお手伝いをしたり、あとは紙面用の料理写真の盛り付けなど。でも、できるだけ記者の方にガンバってもらいました。特に男性記者でお料理は普段しません~っていう方が担当のときは、サポート必要でしたね(笑) 

 そして、この連載のときからRCCテレビ「イマナマ!」の料理コーナーにレギュラー出演することになりました。この生放送番組に出演というのも、とても勉強になりました。ちょうど、コロナ禍になってしまい、マスクと手袋は必須(>_<)

イマナマ!のコーナーもある時、最終回を迎え、卒業しました。皆さんに温かく見送っていただいたことが、とっても良い思い出になっています。そのときの様子など、こちらにもレポートしていますので、ご覧になってください。
 https://ft-planning.co.jp/report/rccimanama/

 この他、広島初の高質スーパーマーケット「アバンセ」と一緒に「広島愛がギュッと詰まったお弁当」も開発しました。このプロジェクトもすごく楽しかった~! レポートページもぜひご覧ください(*^-^*)
 https://ft-planning.co.jp/report/ach16/

最終回 特別インタビュー

そしていよいよ・・・この「エッヘン!産地ごはん」の最終回。最後は「平山サンの特集にするよ!」と言っていただいて、本当にこんな素敵な紙面にしてくださいました🥰

中国新聞連載「エッヘン!産地ごはん」の撮影は、紙面用のスチール撮影と中国新聞デジタル用のレシピ動画がありました。どんな感じで撮影していたのか、動画で記録してみました♪

最終回の打合せの日、いつもカメラを持って私を撮ってくれているミカさんがインタビューしてくれました。

赤江さん

インタビュイー:赤江裕紀(あかえゆき)
中国新聞社編集局報道センター社会担当(2024年2月時点)
普段はインタビュアーであることの方が多いですが、今回は私がインタビューされる方です!

山下さん

インタビュアー:山下ミカ(やましたみか)
合同会社LIM 代表 プロモーションコーディネーター
お客さまの思いや考えから “あなたらしさ”を整理し、魅力・未力を社内・社外へコミュニケートさせるお手伝いをしています。ノンバーバルコミュニケーション&バーバルコミュニケーションを用いて様々な提案を行います。
会社のホームページはこちら

山下さん

平山友美さんと知り合ったきっかけを教えてください。

赤江さん

「エッヘン!産地ごはん」の取材でお世話になっています。連載は4年ほどになりますが、私が関わっているのは1年半です。
本当頼りっぱなしにできる方で、ざっくりとした料理のイメージに対して細かいところまで調整してくださってレシピが出来上がるところに助けられています。

山下さん

平山さんのすごさはどういった時に感じられますか?

赤江さん

失敗した時に一番感じます。
私の初仕事は「枝豆のオープンオムレツ」でした。オーブンで焼き枝豆を失敗した時はすぐフライパンで焼くのに変更されて無事料理を完成することができました。

山下さん

一緒にお仕事されていてどんな時に「さすがフードプロデューサー!」と思われますか?

赤江さん

食材からどんどんアイデアがわくのがすごいです。
一緒にお弁当作りのプロデュースをさせていただいた時に次々と食材が組み合わされてすばらしいお弁当が作られていく様を拝見したのが思い出深いです。

山下さん

最後に、友美さんにはどんな活躍をして欲しいですか?

赤江さん

現在いろんな企業さんとコラボレーションされていて活躍の場を広げられていますが、これから広島の食材を日本や世界に発信する活動をされるんじゃないかなと期待しております。

最後に

 中国新聞のお仕事は、とにかく楽しかった!きっと、私自身、もともと食材や料理のルーツを辿ったり、生産地を訪ねたりすることが好きなんだと思います。内緒だけど、取材費は出ません(笑) でもね、自分の「好き」に気づいたから、この「ローカルフード専門メディア」を立ち上げよう!って思ったんです。

 連載は終わったけれど、中国新聞社とは「ひろしま食の手帖」っていう!!スケジュール手帳を出版することになりました。そんなこんなで、食つながりのご縁は、まだまだ広がっていきそうです。 皆さんも、自分の住む町にある食べもの、食材、お店、いろいろ辿っていけば、面白い話がたくさん聞けるはず。そして、知れば知るほど、その町が大好きになっていくのです。私がそうであったように。私は、これからもずっと、ずっと、そんな地域愛が育まれていくような活動を続けていきたいです。

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