こんにちは。フードプロデューサーの平山友美です。
皆さんは、「豆腐マイスター」について知っていますか?
豆腐マイスターとは、農林水産省が認定する豆腐の業界団体、一般財団法人全国豆腐連合会(全豆連)後援のもと、「一般社団法人日本豆腐マイスター協会」が主催している資格試験になります。平成27年10月に協会設立されました。
今回は、「豆腐マイスター」について記事にまとめてみました。前半は、豆腐マイスター資格試験の概要・特徴・スケジュール、後半は、豆腐マイスター認定料理講師 大坪さんにインタビューさせて頂きました。
- 「豆腐マイスター」が知りたい
- 「豆腐マイスター」の体験談を知りたい
- 「豆腐マイスター」が仕事に役立つかどうかを知りたい
という方にピッタリな内容です。
ぜひご覧ください。
豆腐マイスターとは
豆腐マイスターとは、農林水産省が認定する豆腐の業界団体、一般財団法人全国豆腐連合会(全豆連)後援のもと、「一般社団法人日本豆腐マイスター協会」が主催している資格試験です。平成27年10月に協会設立されました。
基本理念は「豆腐を通じて豊かな食を未来に継承すること」です。
豆腐マイスター資格試験の特徴
豆腐マイスターを取得するためには、講座カリキュラムを受講し合格する必要があります。講座カリキュラムを修了して初めて該当の資格試験を受験することができます。
講座カリキュラム:座学(豆腐編、おから・豆乳編、油揚げ・がんも編、手づくり豆腐編)
料理レッスン(豆腐やおから、油揚げを使った料理)
試験難易度 | ★☆☆(3点満点) |
受講料 | 39,600円(税込み)※テキスト・認定料含む |
講座スケジュール | 1day又は2day 全国各地で不定期開催。 詳しくは日本豆腐マイスター協会HPにて |
受験資格 | なし |
さらに知識を深めたい方「食育豆腐インストラクター」
豆腐に関する知識をさらに深めるとともに、「食育プレゼン」など、食育活動の場でインストラクターとして豆腐の魅力を「伝える」力を身につけます。
全てのカリキュラムを受講後、認定試験(筆記試験、口述試験、実技試験)を受験する必要があります。
講座カリキュラム:事前課題あり
インストラクターの基礎、にがりの種類と選び方、
食育プレゼン、島豆腐について
試験難易度 | ★★☆(3点満点) |
受講料 | 39,600円(税込み)※テキスト・認定料含む |
講座スケジュール | 2day 全国各地で不定期開催。 詳しくは日本豆腐マイスター協会HPにて |
受験資格 | 豆腐マイスター取得者 |
インタビュー出演者(登場人物)
友美:平山友美(ひらやまともみ)
フードプロデューサー。(※フードプロデューサーは「自分の住む町の事業者さんと共に食にまつわる「コトづくり」をする専門職です。)主に新商品の企画開発や販促物の制作、地域ブランドづくりに携わっています。商品の魅力を言葉にしたり、魅力的に見えるような演出を考えるのが得意です。
会社のホームページはこちら。インスタグラムはこちら。
大坪律子
新潟市出身/広島市在住(2023年現在)
2015年より、料理教室「すまいるりっつ」主宰。持病の経験から「食」の大切さを実感し、薬膳(東洋医学)にも関心を持つ。主に薬膳研究家として活動する一方で、食に関する多数の資格を持ち、各々の認定講師としても活躍中。所有資格は・国際中医師・国際薬膳師・登録販売者・だしソムリエ認定講師・豆腐マイスター認定講師・東美薬膳アドバイザー認定講師・野菜ソムリエプロ・健康管理士 ほか。
ホームページはこちら。Facebookはこちら。
インタービュー(対談形式)
豆腐マイスター認定料理講師 大坪さんとのインタビュー内容を記事にしてみました。
豆腐マイスターを目指したきっかけ
大坪さん、自己紹介をよろしくお願いします。
豆腐マイスター認定料理講師 大坪律子です。
どうして「豆腐マイスター」の資格を取ろうと思ったのですか?
取得したのはいつですか?
すでに食の活動をしていた時、料理講師仲間が受講していることを知り、私も受講したいと思いました。
平成27年12月に資格取得しました。
豆腐マイスターになるにはどういう勉強が必要ですか?
豆腐マイスターは特に事前に勉強しておく必要はありません。
豆腐マイスターの上級編「食育豆腐インストラクター」を受講される場合は事前課題があります。
豆腐マイスターの資格を取るのは難しかったですか?
難しくありませんでした。
当日の講義をしっかり聞いていれば大丈夫です。
豆腐マイスターの活動
豆腐マイスターとして、どんな活動をしていますか?
豆腐マイスター認定講師として、豆腐マイスター認定講座を開催しています。
また、豆腐品評会(地域大会、全国大会)などの運営サポート、豆腐イベントの企画サポートなどもしています。
豆腐マイスターの資格を取得して良かったですか?
資格取得してよかったです。
豆腐マイスター仲間だけでなく、全国の豆腐屋さんと繋がることができました。料理教室で美味しい豆腐を使うこと・紹介することができ、話の幅が広がりました。
地域によりますが、仙台在住のころは、豆腐屋さん主催で農業高校に行き「豆腐100粒運動」のお手伝いをしていました。(豆腐100粒運動とは、日本人の食生活の中心である大豆を子どもたちにまき育ててもらうことで、日本の「食」を立て直すことをめざす市民運動。 料理家・辰巳芳子さんの提唱で始まった運動)
仕事とは直接関係ありませんが、旅行に出かけた際、豆腐屋巡りができ、豆腐職人と直接お話ができて、工場を見せていただいたりすることもありました。日本の食の知識が深まりました。
豆腐マイスターの資格だけで仕事になるものでしょうか?
他にも取っておいたら良いよ、という資格、或いは大坪さんがこれから取得したいと思っている資格や検定はありますか?
豆腐マイスターの資格だけで、というのは難しいかもしれませんが、豆腐マイスターの上級資格(食育豆腐インストラクター)まで取得し、私のように講師になる道もあるかと思います。
他に仕事に繋げるならば、料理教室やワークショップ、食育活動などではないでしょうか?
私がさらに資格を取得したいと思うのは、これからの社会、高齢化に向けて「介護食」の資格が気になっています。
そして資格ではないですが、英語を上手く話せるようになって、外国の方に「豆腐」や「日本食」について伝えていきたいとも考えています。
これから受験を考えている人へのアドバイス、メッセージ
最後に、これから豆腐マイスターの受験を考えている人へメッセージをお願いします。
豆腐マイスターは国家資格ではありません。独学でもがんばれば!学べることですが、認定講座を受講することは受講料がかかりますが、独学よりも効率的です(笑)。
そして、資格を取得すると同じ思いの仲間ができます。ご自身で活動するのもいいですし、仲間と企画することもできます。豆腐は日本の食卓に乗ることが多いですが、何からできているか、どんな風に作られているか、どんな種類があるか、実は詳しく知っている人は少ないと思います。
近年、豆腐は「Tofu」として海外でも人気が出ています。日本人として日本の伝統食材「豆腐」の知識を深めていただきたいです。
本日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
最後に
今回は、「豆腐マイスター」の概要・特徴・スケジュール、豆腐マイスター認定料理講師 大坪さんをお招きしてを対談形式で記事にまとめてみました。
実際に豆腐マイスターを取得した大坪さんの体験談はリアルで参考になりました。
大坪さん、対談ありがとうございました。
弊社では新商品の企画開発や販促物の制作、ブランド作りに携わっています。お気軽にお問い合わせください。