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激レアなお酒 「明魂(めいこん)」広島県の研究機関が醸す“一期一会”の日本酒

明魂
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「ひろしま食の手帖2026」のP41 ページに登場している「明魂(めいこん)」。手帖の中では、酒米についてのご紹介でしたが実はこの「明魂」というお酒、広島県立総合技術研究所 食品工業技術センターが毎年秋に販売している試験醸造酒なのです。今年も、令和8年10月22日(木)10時から申し込み受付が開始されます。
これに先駆けて令和8年9月23日(祝・水)に開催される、秋の日本酒を堪能できるイベント「第4回early autumn SAKE festa!2026」で有料試飲ができます!

sake festa 2026

この明魂、実は90年以上にわたり研究室で醸されてきた歴史ある日本酒で、その年ごとに試験目的が異なるため、味わいも毎年変わる「一期一会」の限定酒です。今年の目的は「輸出用清酒の品質向上に寄与する清酒酵母の開発」で、広島県を代表する吟醸酒用酵母である、広島吟醸酒酵母13BYと令和1号酵母を改良した酵母が使用されています。
 純米大吟醸・大吟醸・純米吟醸の3種類が販売されます。この記事では、令和8年度「明魂」の全ラインナップ・技術的な特徴・購入方法までを、公式資料をもとにご紹介します。

目次

「明魂(めいこん)」――“一期一会”の日本酒と呼ばれる理由

「明魂」は、広島県立総合技術研究所 食品工業技術センターが試験醸造している日本酒です。

同センターでは、1928年(昭和3年)から清酒の製造販売の免許を所有し、県内酒造会社の新商品開発を支援するため、新しい酵母や酒米に関する研究を続けてきました。「明魂」とは、この研究により醸造された清酒の商品名であり、1929年(昭和4年)に、当センターの前身のひとつである西条清酒醸造場の初代場長橋爪陽(はしづめ きよし)氏によって命名されました。

全国で新潟県と広島県だけ
清酒の製造販売の免許を所有している公設試験研究機関は、全国でも新潟県と広島県だけ。つまり「明魂」は、全国的にも非常に希少な“公設研究機関が醸すお酒”です。

「明魂」は、研究開発を目的に醸造しているため、毎年、原料米・精米歩合・酵母・種麹などを変えています。このため、同じ種類の清酒を醸造しても、毎年味や香りが変化し、その年ごとの独自の味を楽しめるのが最大の特徴です。

令和8年度「明魂」の基本情報――

令和8年度の「明魂」は、以下の3種類が販売されます。

種類ボトル/箱精米歩合原料米
純米大吟醸酒緑瓶・緑箱40%広島県産「千本錦」
大吟醸酒黒瓶・白箱40%広島県産「千本錦」
純米吟醸酒茶瓶・茶箱60%広島県産「八反錦1号」

先着順・在庫がなくなり次第終了となります。

3種類それぞれの味わいと特徴

各商品には、それぞれ異なる酵母と原料米、そして異なる香味特徴があります。ここでは公式商品説明PDFに基づき、1本ずつご紹介します。

純米大吟醸酒(緑瓶緑箱)――リンゴ様の華やかな香りと豊かな甘味と余韻

原料米は精米歩合40%の広島県産「千本錦」、酵母は華やかなリンゴ様の香りが特徴的な広島県のオリジナル酵母である「広島吟醸酵母13BY」から育種された、貯蔵劣化臭の生成が緩やかな新酵母を使用。リンゴ様のフルーティーで華やかな香りと、豊かな甘味と余韻が特徴とされています。

香り味わい
バナナ様リンゴ様ブドウ様
★★★★甘味・余韻

★が多いほど要素が強い

大吟醸酒(黒瓶白箱)――リンゴ様の華やかな香りとキレイな甘味

原料米は精米歩合40%の広島県産「千本錦」、酵母は「広島吟醸酵母13BY」から育種された、貯蔵劣化臭の生成が緩やかな新酵母を使用。純米大吟醸と同じ酵母・同じ米を使いつつ、こちらは醸造アルコールを添加することで、フルーティーで華やかな香りと、よりキレイな甘味・スッキリしたキレを引き出しています。

香り味わい
バナナ様リンゴ様ブドウ様
★★★★キレイな甘味

★が多いほど要素が強い

純米吟醸酒(茶瓶茶箱)――バナナ様の香りと旨味、キレの良い味わい

原料米は精米歩合60%の広島県産「八反錦1号」、酵母は広島県のオリジナル酵母である「広島令和1号酵母」および同酵母から育種された新酵母を使用。バナナ様の甘い香りと旨味はありつつも、キレの良い味わいが特徴とされています。上記2種とは酵母・米ともに異なる系統で、軽やかな酸味と吟醸香を楽しめる一本です。

香り味わい
バナナ様リンゴ様ブドウ様
★★★★軽快でキレが良い

★が多いほど要素が強い

3種類とも、搾りたての風味を大事にするため、昨年の冬に火入れ(低温殺菌)を行い、急速冷却を経て、本年10月まで低温熟成されたお酒です。これにより、きめ細かい味わいを楽しむことができます。

今年の技術テーマ「貯蔵劣化臭を抑える新酵母」(特許出願中)

今年の「明魂」の最大の特徴は、貯蔵による劣化臭が生成しにくい新酵母を開発(特許出願中)している点です。

酵母は、お酒の香味を特徴づける重要な要素のひとつ。今回開発された新酵母により、輸出や常温流通で課題となる「貯蔵劣化臭」――たくあん様の香気成分であるジメチルトリスルフィド(DMTS)の生成を穏やかにすることが可能になりました。

今年販売の試験醸造酒は、広島県を代表する吟醸酒用酵母である広島吟醸酵母、広島令和1号酵母を改良した2種類の酵母により醸造されています。

改良酵母ベースとなった酵母特徴使用された明魂
広島吟醸酵母13BY改良株広島吟醸酵母13BY大吟醸酒によく使われるリンゴ様の華やかな吟醸香を多く生成する広島吟醸酵母を改良純米大吟醸酒/大吟醸酒
広島令和1号酵母改良株広島令和1号酵母純米酒や純米吟醸酒に使われる軽やかな酸味とバナナ様の吟醸香の生成を特徴とする令和1号酵母を改良純米吟醸酒

詳細な研究成果は、「新規の育種法導入による輸出用清酒の品質向上に寄与する清酒酵母の開発」(PDF)として県ページに掲載されているほか、令和8年度食品工業技術センター成果発表会でも紹介予定です。

申込・受取方法

購入申し込みは10月22日(木)10時から、Web申込または食品工業技術センター窓口のいずれかで受け付けます。電話・Fax・メールでの申込は受け付けていませんので、ご注意ください。

受取・支払方法

商品は、食品工業技術センターの窓口にて代金と引き換えでの受け渡しとなります。宅配の取り扱いはありませんので、必ず現地での受け取りが必要です。

  • 受取場所:食品工業技術センター 本館2階 総務担当受付(広島市南区比治山本町12-70)
  • 受取期限:11月27日(金)15時00分
  • 受取時間:平日10:00~12:00、13:00~15:00
  • 支払方法:現金のみ
  • 持ち物:エコバッグ等をご持参ください

おすすめの飲み方・保管方法

3種類とも以下の温度帯が推奨されています。冷たい温度(5℃〜15℃)が最もおすすめ、とのことです。

温度帯冷酒(5〜15℃)常温(15〜25℃)熱燗(約45〜55℃)
おすすめ度

保管方法:冷蔵庫内など、冷暗所(5℃以下を推奨)での保管が推奨されています。

ラベルデザインについて

「明魂」の文字およびラベルデザインは、比治山大学 石田信夫名誉教授によるもの。緑・黒・茶と色の異なる3本を並べて眺めるだけでも、限定酒ならではの特別感を楽しめます。

問い合わせ先

ひろしま食の手帖2027の紹介も

実は、食の手帖編集部では・・・編集部員に大の日本酒好きがおりまして。明魂は毎年のように楽しませていただいております。入手困難な酒という噂は本当です!! だからこそ、手に入れたときの喜びはひとしお。味わいも深くなります。もし今年のを味わったよ、という方は、「ひろしま食の手帖編集部」にも感想をお寄せください。

そして「ひろしま食の手帖2027」も10月8日発売、予約販売はすでに始まっております。


書店発売に先駆けて、お披露目会も予定しており、ここでも広島の地酒がずらり~21種、そしてどぶろくの蔵元、福光酒造の福光杜氏とのトークセッションがあります。12時~17時の喫茶営業タイムは、ご自由に来場していただけます。元公邸料理人の内田シェフのお惣菜弁当もご予約が可能です!

※立食ですが、料理と飲み物の準備をさせていただく都合上、
お越しいただける場合は、二次元コード(QR)を読み込んでいただくか、こちらのフォームよりお申込みいただけると幸いです。


皆様にお目にかかれることを楽しみにしております!

明魂

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