2026年10月1日『ひろしま食の手帖2027』を出版
2025年版からスタートした「ひろしま食の手帖」は、今回で3冊目。広島の食材、生産者、郷土料理、食文化などを紹介する、読み物とスケジュール帳が一体になった広島ならではの出版物です。
私たちが目指しているのは、10年間で広島の食文化の記録をつくること。
毎年1冊ずつ、その年に出会った人や食、地域に根づく文化を取材し、記録として残していきます。

広告を掲載しない理由
「ひろしま食の手帖」には、企業や商品の広告を掲載していません。
私たちが紹介したいのは、広告費を出せる企業や商品だけではないからです。
小さな生産者も、地域に根づいた食文化も、表舞台には出ないけれど食を支えている人たちも。
広島の食の未来に残したいと思うものを、編集部の目で選び、自分たちの足で取材し、伝える。
その編集方針を大切にするため、広告に頼らない出版物として発行しています。
もちろん、広告を掲載しないということは、制作費を広告収入で賄えないということでもあります。それでも、情報の選び方や伝え方に一貫した方針を持ち続けることが、この出版物の価値になると考えています。
食の専門家と学生が一緒につくる
制作に携わるのは、料理人や管理栄養士など食の専門家、そして広島文教大学・安田女子大学の学生たちです。
生産者を訪ね、話を聞き、郷土料理を教わり、食材について調べる。こうした取材や体験を重ねながら、一冊の本にまとめています。
単に情報を集めて編集するだけでなく、制作の過程そのものが、次の世代へ食文化を伝える機会になっています。
こうした活動が評価され、2026年には農林水産省主催の「第10回食育活動表彰」において、「消費・安全局長賞」を受賞しました。

出版から、さらに広がる地域とのつながり
9月29日には『ひろしま食の手帖2027』のお披露目会を開催しました。
取材先の生産者や食品事業者、流通関係者など、広島の食を支える皆さまにもご協力いただき、出版をきっかけとした交流の場となりました。
また、10月26日付の朝日新聞でも本書の取り組みを紹介していただきました。
掲載記事のレポートはこちら→朝日新聞掲載
出版物をつくることが目的ではなく、そこから新たな出会いや交流が生まれ、広島の食の魅力がさらに広がっていくことを願っています。

情報を「残る形」にすることも、私たちの仕事です
弊社では、食品企業や地域の事業者が持つ強みを掘り起こし、取材・編集・執筆・制作を通じて、伝わる形にする仕事を行っています。
「ひろしま食の手帖」は、そのノウハウを活かした自社出版プロジェクトでもあります。
一過性の情報発信で終わらせず、手に取って読めるものとして残し、次の世代へつないでいく。
これからも毎年1冊ずつ、広島の食の記録を積み重ねていきます。


