厳しい現実~著者活動について

20260320

実は毎日・・・レギュラーの仕事はやりつつ、著者活動をしています。まだ「仕事」とは言えない・・・著書にならないかしらと考え続けているのです。でも目的は「本を出すこと」ではありません💦それだったら、一応、本は出版できている・・・そうではなくて、メッセージを広く世の中に届けたいのです。

ところが、私はこれまで、取材記事を中心に書いてきました。出した本も郷土料理の本や特定の食材の本、取材ネタを書いた食の手帖です。はっきり言って、どれも情報の羅列にすぎないんですね・・・(と言ってしまうと身もふたもないけど)

「本が誰かの悩みを解決するものでなければならない」
確かに。これは商品にも言えることです。商品も誰のどんな悩みを解決するのかをはっきり言えるものは売れます。でもだいたい、そこまで考えを掘り下げることなく、自分たちの技術で作れてしまうものを商品化してしまいます。一応、出口戦略やチャネルの設定が明確であれば、売れます・・・が、世に出たあとで、ファンを付ける努力をしなければ、あっという間に売れない商品になってしまいます。

本当は、その厳しい現実を分かってはいるのですが、小規模なメーカーさんは、できるだけ早く新商品を世に出したいと考えています。ここも出版社と同じ・・・。前出した商品がまだ売れている間に、次の新商品を考えていかないといけない。そんなとき、すでにいくつも商品を取引できているところが、「新商品作りました!」と持っていくと、取り扱う方はとても楽なのです。口座開設の手続きとか、与信審査など、最初のステップはもう済んでいるので、早く棚に並べることができるからです。

だから、深堀りするよりも、早く形にしてあげて、次の商品を提案する作戦に出ている・・・というのが、これまでの商品開発事業の実態。事業規模や事業者さんの状態、環境はもちろん、考慮して、よりベターな方法を提案しています。

でも・・・自分の商品開発(著書)は、それではダメです。これまでのように、広島県内で売ることを前提とする本だったら、よかったけど、それだと2000部の壁は超えられないということが分かっています。(※だいたい、小規模な出版社から出す場合は、初版2000部と言われます)2000部しかなかったら、全国の書店に並ばないわけです。

目指すは、「東京の書店に普通に並ぶ本」です。「普通に」というのは、こちらが知り合いを通じて、拝み倒せば1店舗だけどこかの書店のどこかの店舗が置いてくれるとか(それもないか(笑)💦)、東京にあるけど、小規模な個人がやっている書店さんで置いてくれる(これは可能性はある!)ではなく、出版社からの新刊のお知らせを見て書店さんが「自然に注文を入れてくれる」という意味です。

そうなると・・・料理の本は、書店の棚としては1大ジャンルとして存在しているけど、競合本も多く・・・そもそも、レシピの発信をしていない私の本が、料理の棚に並ぶのか!? 有名な料理家さんのエッセイや自叙伝ならあるとしても、無名の新人著者の自叙伝なんて、誰も読みたいと思わないだろうし。

ということで、食材の話とか郷土料理の話・・・は、売れない本と、はっきり分かっているのです。そうでないところで、私に伝えられるメッセージがあるんだろうか。

そう考えると、自分が何者かすら、分からなくなってくるのです。

最近は、毎日のように、このことを考えてしまって💦寝られなくはないけど・・・(笑) 答えが見つからなくて、モヤモヤしています。

20260320

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この記事を書いた人

平山 友美のアバター 平山 友美 ひろしま食の手帖編集部 代表

フードプロデューサー。「情報は自分の足で稼ぐ」をモットーに、地域食品・郷土の味を取材しています。新聞や情報誌、専門誌に10年超えの長期連載を担当。「NHKきょうの料理ビギナーズ」にも寄稿。「TBSテレビ 熱狂マニアさん」などに出演。

その他、広島・岡山・東京を中心に食品企業の事業相談(商品や会社の強みをどう伝えるか、を言語化して、展示会や売場での見せ方を考える仕事や売り方を考える仕事)や「食」を軸にした観光系の仕事(ツアーや体験造成など)をしています。

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