第10回食育活動表彰で消費・安全局長賞を受賞しました
この度、「ひろしま食の手帖」編集部が、農林水産省の「第10回食育活動表彰」で消費・安全局長賞を受賞しました。応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

■農林水産省ウェブサイトもぜひご覧ください!
・プレスリリース
「第10回食育活動表彰」受賞者の決定について
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/260417.html
・第10回食育活動表彰 結果
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/10th/result.html
・第10回食育活動表彰 受賞者の取組紹介動画
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/hyousyo/10th/movie.html
「ひろしま食の手帖」は、スケジュール手帳というよりも、食にまつわる「読み物」がついた食ネタ帳です。毎日持ち歩ける手帳でありながら、ふとした時に読める本でもある。手帳と本を掛け合わせたような存在を目指して作っています。今でもAmazonや楽天ブックスで購入できますので、気になった方はぜひ手に取ってみてください。
編集部員は微妙に変化し続けています。学生の編集部員は管理栄養士を目指す学科の方が多いので、学年が上がると受験で忙しくなり、毎年入れ替わります。大人メンバーも本業の傍らでやっているので、基本は無理のない範囲で。そもそも本づくりに興味がある方でないと、なかなか楽しめない活動だと思います。
「本が好き」にもいろいろある
「本」って、本当にいろんな側面がありますよね。読書が好きな人、本屋が好きな人、古本屋巡りが好きな人。著者になりたい人もいれば、編集者になりたい人、書店員になりたい人もいる。読書ノートを丁寧に作っている人や、速読・瞬読のように読み方を極めている人、本の装丁やデザインを研究している人もいます。
私は本を読むのがとっても遅くて、読みたいと思ったらすぐ買ってしまうのに、なかなか進まなくて積読状態です💦でもつい最近、「積読こそが完全な読書術である」(永田希著)というタイトルを見かけて、とても癒されました。ちなみに、まだ読んでいません。😅
文具好きなのでアンテナが立っているのですが、面白いなと思ったことがあります。私は職業柄、SNSでは「食」の話題しか投稿していません。なのに、フィードに流れてくるおすすめ投稿はほとんどが「本」や読書ノート、手帳にまつわるアカウントなんです。広告も然りで、先日ついに「紙のような書き味」というコピーに惹かれて電子ノートを買ってしまいました。手帳派じゃなかったのかと突っ込まれそうですが、デジタルの「同期」「検索」機能は魅力的すぎるのです。
AIの文章に感じる、どうしようもない「心に響かなさ」
一方で、文章術を学ぶ勉強会にも参加してみました。
今やAIの文章力は相当なもので、私自身もかなり助けてもらっています。けれど、これまで自分で文章を書いてきた人なら分かるはずです。AIが書いた文章には、どこか心に響かないものがある。素人の私にでも「AIの文章だな」と分かるのですから、文章のプロの方ならなおさらすぐに見抜かれるでしょう。
だからこそ、自分の言葉で書き続けたい。そんな想いで文章講座に参加しました。
大量生産品と手作り品。食も文章も同じことが起きている
食品の世界にも似たことが起きています。大量生産される同じ味の加工品がある一方で、手作りだからこそ仕込みのたびに味が微妙に違うという加工品もあります。
農産物だって、スーパーにちょこっと置いてある規格外野菜は、規格外の中でもかなりキレイなものだけが選ばれたごく一部にすぎません。本当は、そもそも農家さんが自分で食べる量しか穫れなかったとか、素人が見ても絶対に売れ残るレベルの規格外品がたくさんあるのです。
そんな自分の見ている世界に「ひろしま食の手帖」を重ねてみると、共通するものが見えてきます。
「売れないモノを作る辛さ」を分かりたいから
コツコツ取材して、チマチマ原稿を書いて、自分で買い物をして写真を撮って、手書きでラフを作って、プロのデザイナーさんに発注する。AIを使えばこの程度の情報量なら簡単に集められるかもしれないし、取材だって電話やオンラインで済む話かもしれません。
出来上がったとしても、広島県内ですら全部の書店に配本されるほどの発行部数はありません。
それなのに、どうして作るのか。
その答えは、小さな加工場、小さな農園、家族経営の漁師さん……いつも一緒に仕事をしている作り手の方たちの苦しみを分かりたいからです。
モノを作ることはできても売れない辛さ。どうやったら売れるのかなと一生懸命考えて作るけれど、いつも100%思い通りにはならない悲しさ。頑張って作っても見向きもされない淋しさ。私はこの手帖を作ることで、そのすべてを身をもって経験しています。食品とはまた違った販路に悩みながら。
この経験が、本業で伴走している事業者さんに少しでも還元できたら。それが、私がこの手帖を作り続けている一番の理由です。


