CHILANシェフのカレーとコーヒーの会で気づいた、食材もお店も「どんなときに味わいたいか」で選ぶということ

20260421
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峠下牛のスパイスカレーと、パリの蚤の市みたいな器

広島・廿日市で「CHILAN」を営むドグエン チランシェフによるカレーとコーヒーの会に行ってきました。

まず目に入ったのが、カレーが盛られた器。聞くのを忘れてしまったのですが、パリの蚤の市にひっそり並んでいそうな、見つけたら掘り出し物と言いたくなるような趣のある器でした。

そこに盛られていたのは、峠下牛のスパイスカレー。さりげなく添えられた付け合わせも、このカレーにとてもよく合っていて、あっという間に完食してしまいました。食材への探求心も旺盛で、フランスやオーストラリアなど国内外のレストランで経験を積んだチランシェフの引き出しの深さを、一皿から感じることができました。😊

コロンビア・エル・パライソ農園の希少なコーヒーを堪能

食事中はビールをいただきつつ(ちなみに「ひろしま食の手帖2026」のP137で紹介しているビールです)、食後にはコロンビアのエル・パライソ農園のコーヒーが登場しました。

マグカップで出てきたことも良かったなぁ!

エル・パライソ農園は、スペシャルティコーヒーの世界で広く知られる名農園です。発酵技術で注目される生産者ディエゴ・ベルムーデス氏が手がけ、独自の「サーマルショック製法」による華やかな味わいが特徴。高品質なコーヒーだけが名乗ることのできるスペシャルティコーヒーの中でも、COE(カップ・オブ・エクセレンス)入賞は特に名誉ある実績です。

そんな希少な一杯を味わうことができたのは、コーヒー好きにはたまらない体験だったと思います。私自身、コーヒーに詳しいわけではないのですが、コーヒーは大好きです。

毎朝4時起床。コーヒーは「日常の相棒」!

ここで少し、私の朝の話を。毎朝4時に起きています。午前中に出かける予定がない日は、4時から8時までの約4時間がPCに向き合う集中タイム。

4時間、ずっと集中しているわけではなく、間でコーヒーを淹れる時間があります。最近のお気に入りは、岡山県倉敷にある焙煎珈琲店「パワープラントコーヒー」さんから送ってもらったコーヒー豆。ゆっくり挽いて、木次牛乳を65℃まで温めて、スタバ本社でしか売っていないという激レアマグカップで(!)ラテにして飲むのが日課です。

パワープラントコーヒーは、コーヒーは好きだけど専門店に行くのはちょっと敷居が高い、と思っていた私にぴったりの珈琲店でした。ここで「コーノ式ドリップ」を知ったのも大きな出会いで、ドリップのスピードが明らかに違うんです。コーノ式を使い始めたら、もう他のドリッパーには戻れなくなりました。

カレーに求めるものと、コーヒーに求めるもの

突き詰めれば、カレーもコーヒーもものすごく奥が深い世界です。極めている方はたくさんいらっしゃいます。でも、私がそれぞれに求めているものは実は違っていて、その違いが面白いなと思っています。

カレーに求めるのは、自分で作ることではなく、たまに食べに行ったときに好みの味で満足できること。つまり「外食としての特別感」です。

一方、コーヒーに求めるものは少し複雑です。外で飲むなら今回のように希少性のある一杯を味わいたい。でも、豆を買って家で淹れるなら、自己流で適当に淹れてもそこそこおいしく仕上がること。毎日2杯以上は飲むので、希少性やお値段よりもリーズナブルであることの方がありがたいのです。

「どんなときに、どう味わいたいか」を自分に問うこと

こんなふうに考えてみると、食材やお店選びで本当に大事なのは、「何を食べるか」ではなく、「どんなときに、どういう気分で味わいたいか」を自分に問うことなのかもしれません。

外で食べるカレーと、家で淹れるコーヒー。求めるものが違うのは当たり前で、その違いを自覚しておくと、食の楽しみ方がぐっと広がります。

ちなみに、たまに無性に食べたくなるカレーが鎌倉にあるのですが、遠いのでなかなか行けなくて残念。そのお店については過去の記事で紹介していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。


20260421

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この記事を書いた人

平山 友美のアバター 平山 友美 ひろしま食の手帖編集部 代表

フードプロデューサー。「情報は自分の足で稼ぐ」をモットーに、地域食品・郷土の味を取材しています。新聞や情報誌、専門誌に10年超えの長期連載を担当。「NHKきょうの料理ビギナーズ」にも寄稿。「TBSテレビ 熱狂マニアさん」などに出演。

その他、広島・岡山・東京を中心に食品企業の事業相談(商品や会社の強みをどう伝えるか、を言語化して、展示会や売場での見せ方を考える仕事や売り方を考える仕事)や「食」を軸にした観光系の仕事(ツアーや体験造成など)をしています。

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