「美味しいお店」と「また連れて行きたいお店」

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6月と7月・・・接待利用でお店を探す機会が多くて、ここ最近、「どこかいいお店を押さえておかなきゃ…」と思いながら過ごしています。ところが、これがなかなか大変で。せっかくなので、今回は飲食店を利用する側の「リアルなお店選びの基準」についてお話ししたいと思います。


目次

「Instagram」などSNSでのお店探しが難しい理由

一般的には、今どきなので「Instagram」(Z世代の娘は「Tiktok」も見ている模様・・・)で探してみるのでしょうけど、接待利用となると、正直なところ判断が難しいんです。

シズル感たっぷりの編集動画は、見ていてとても魅力的です。でも、接待というのは「相手がそれなりの方」であることが前提。料理の美しさや雰囲気だけでは、判断しきれない情報がたくさんあります。

たとえば、こんな情報が欲しいです。
◆相手にメールでお伝えするための公式サイトのURL
◆個室があるかどうか、席の配置
◆会話が周囲に聞こえにくい環境かどうか
◆予約の取りやすさ

こういった情報は、編集された動画だけではなかなか拾いきれません。 あとは、立地条件もね・・・


接待で「行きづらいお店」の条件

接待のアポは、急に決まることも少なくありません。1時間程度の短いアポなら「明日!」と言われることもありますし、食事の場合でも1ヶ月を切って日程が決まるケースは珍しくありません。そうなると、どんなに素敵なお店でも、現実的に使いにくい場面が出てきます。

予約が取りにくいお店

1ヶ月以上前から予約が必要なお店は、急な日程変更が多いビジネスシーンではリスクが高くなります。「行きたいけど、予定が読めないから選べない」という状況になりがちです。

カウンター席しかないお店

接待の場合、横並びの席は少し距離感が近すぎることがあります。相手の表情が読みにくいですし、会話が隣の方に聞こえてしまう環境は、ビジネスの場では避けたいところです。

価格帯が高すぎるお店

ランチで1万円以上、ディナーで15,000円以上になってくると、相手の方に気を遣わせてしまうかもしれない、という心配が出てきます。「誰をどんな場面でお連れするか」によって、価格帯の選び方も変わってくるのです。


お店側が気づきにくい「利用シーン」の多様性と情報発信のポイント

ここからが、飲食店を経営されている方にも少し考えていただきたいポイントです。

飲食店の立場からすると、来てくださるお客様は「お客様」として一括りに見えるかもしれません。でも、お客様側からすると、お店を選ぶ基準は「誰と、どんな目的で使うか」によって大きく変わります。

いつもいつも、家族でのお祝いとか、仲の良い友人との食事、記念日ばかりではない・・・し、むしろ家族や友人となら、3ヶ月先でないと予約が取れないお店でも「行ってみよう!」ってなるし、記念日なら3万円のコースもあり得ます。

しかし、ワタシのように自営業者の立場になると、やはりビジネス利用の方が圧倒的に頻度は高くなります。お店側が「接待利用OK」としていても、実際に行ってみると、使えないこともあります💦だから、下見を兼ねて、家族や友人と利用するのです。純粋に、「家族とまた行きたいね~」と言う人は、少数派ではないかしら。(※ワタシ調べ)

シェフの腕が素晴らしくて、雰囲気も好きで、「また行きたいな」と思っているお店が、接待に使えるかというと、必ずしもそうではありません。

個人的な感情で感じるお店の魅力と、接待での使いやすさは、別軸の話なのです。

飲食店を運営されている方は、SNSや集客で「料理の美味しさ」「雰囲気の良さ」を伝えることに一生懸命になるのは当然のことだと思います。料理の写真や動画は、もちろん大切です。でもそれだけでは、接待利用を検討している人の「ここに連れて行こう」という決断にはつながりにくいこともあります。

接待利用で満足度が高いと、経営者層は横つながりもありますから、「ここ、良かったよ!」と共有することがあります。ワタシ自身、よく聞かれますし。細かいことですが、インボイス番号も欲しいです・・・領収書も、別会計にした時点で手際よく別々に出してもらえるところは安心します。


ワンオペでされているお店も、接待利用に慣れているお店はこの辺りがすごくスムーズで、さすがだなぁと思うことがあります。お店の規模や料理の腕は関係ないです💦 だた「客数」を増やすのでなく、「こんなお客様に来て欲しい」と思うことから、始まります😌

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この記事を書いた人

平山 友美のアバター 平山 友美 ひろしま食の手帖編集部 代表

フードプロデューサー。「情報は自分の足で稼ぐ」をモットーに、地域食品・郷土の味を取材しています。新聞や情報誌、専門誌に10年超えの長期連載を担当。「NHKきょうの料理ビギナーズ」にも寄稿。「TBSテレビ 熱狂マニアさん」などに出演。

その他、広島・岡山・東京を中心に食品企業の事業相談(商品や会社の強みをどう伝えるか、を言語化して、展示会や売場での見せ方を考える仕事や売り方を考える仕事)や「食」を軸にした観光系の仕事(ツアーや体験造成など)をしています。

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